少食が身体に与える驚きの効果と、暴飲暴食が招く病気のリスク
現代社会では「食べすぎ」が当たり前になっています。
美味しい料理、コンビニの新商品、食べ放題や飲み会…。
しかし、少食こそが健康寿命を延ばすカギだという研究結果が、世界各国から報告されています。
1. 少食がもたらす3つの健康効果
① 老化を遅らせる
アメリカのウィスコンシン大学が行ったサルを対象にしたカロリー制限実験では、
30%食事量を減らしたグループのサルは、通常食のサルに比べて寿命が平均で約20%延び、糖尿病や心臓病の発症率も低下しました。
これは「オートファジー(細胞の自食作用)」が活性化し、老化を遅らせるためだと考えられています。
② 生活習慣病の予防
イタリアのヴァルテル・ロンゴ博士の研究によると、
少食は血糖値の急上昇を防ぎ、糖尿病・高血圧・脂質異常症のリスクを大幅に下げることが分かっています。
特に「空腹時間」が長いとインスリン感受性が高まり、血糖コントロールが改善されます。
③ 脳の若返り
米国国立老化研究所(NIA)の動物実験では、
カロリー制限をしたマウスは、脳の神経細胞が保護され記憶力や学習能力が向上しました。
これは脳内でBDNF(脳由来神経栄養因子)が増えることによる効果です。
2. 暴飲暴食がもたらす危険
肥満による慢性炎症
脂肪細胞から炎症性物質が分泌され、全身の血管や臓器にダメージ。
糖尿病の発症
過剰な糖質摂取で膵臓が疲弊し、インスリン分泌が低下。
がんリスクの増加
高カロリー食は細胞の異常増殖を促進するIGF-1(インスリン様成長因子)を増やします。
肝臓や腎臓の負担
アルコールや加工食品の過剰摂取で解毒機能が低下。
3. 今日からできる「少食生活」のコツ
腹八分目を意識する(満腹ではなく、少し余裕を残す)
よく噛んでゆっくり食べる(満腹中枢を刺激)
夜遅い食事は避ける(睡眠中の消化負担を減らす)
プチ断食を取り入れる(16時間食べない時間を作る)
間食はナッツや果物に置き換える
まとめ
少食は老化を遅らせ、生活習慣病や認知症の予防につながる。
暴飲暴食は肥満や糖尿病、がんなどのリスクを高める。
今日から「腹八分目」を習慣にすることで、10年後の健康が大きく変わる。
健康は「食べすぎない」ことから始まります。
あなたの体は、あなたが食べたもので作られています。
今から少食習慣を取り入れて、内側から若返りましょう。
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